平成25年春期・午後Ⅰ問題2を題材に、化学メーカを狙ったサイバー攻撃の全貌を紐解きます。学習する主なキーワードは、DNSキャッシュポイズニング、SPFを用いたメール送信ドメイン認証、ファイアウォールでのIPアドレス詐称対策です。さらに、DNSSECやソースポートランダマイゼーション、DoHによる最新の監視の盲点についても解説します。 DNSキャッシュポイズニングは、コネクションを確立しないUDPの弱点を突き、偽の応答を送りつけてDNSサーバのキャッシュを汚染する攻撃です。攻撃者はこの手法でSPFレコードを書き換え、偽装メールを受信させようとします。対策として、ポート番号をランダム化するソースポートランダマイゼーションや、外部から来るはずのない内部IPを送信元とする通信の拒否が有効です。