ITエンジニアが仕事に対して思うこと

ITエンジニアとして働く中で感じたことを、現場の温度感そのままに言語化するブログです。設計・実装・運用のリアル、学び続ける負荷、品質とスピードのせめぎ合い、コミュニケーションの難しさなど、きれいごとだけでは語れない「仕事の実態」を整理します。誰かを責めるのではなく、なぜそうなるのかを構造で捉え、明日から少し楽に、少し強く働ける視点を提供します。新人から中堅、マネジメントまで参考に。

【2026年導入】応用情報技術者試験、高度試験及び情報処理安全確保支援士試験CBT化でも「過去問」をやるべき決定的な理由

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令和8年度(2026年度)から、応用情報技術者試験(AP)と高度試験各区分、そして情報処理安全確保支援士試験(SC)が、従来のペーパー方式からCBT方式へ移行する予定です。CBTとは、会場に用意されたPC画面で問題を読み、キーボードとマウスで解答する方式で、レベル3以上の試験にも適用される見込みです。 (独立行政法人情報処理推進機構)

この変更でまず押さえるべきは、「変わる部分」と「変わらない部分」を混ぜて不安を膨らませないことです。IPAは、APとSCについて、試験で問う知識・技能の範囲そのものに変更はなく、出題形式(多肢選択式・記述式)、出題数、試験時間も変更しないと明記しています。つまり、求められる実力の中身を入れ替える改革というより、受験体験と運用方式が変わる改革です🙂 (独立行政法人情報処理推進機構)

一方で、受験者の体感は確実に変わります。紙の問題冊子をめくって俯瞰する読み方から、画面上で必要箇所を探し、情報を取捨選択し、解答を入力する読み方へ移行します。午後の長文読解や設問の条件抽出は、読解力そのものに加えて「画面上で迷子にならない運用」が効いてきます。知識が足りないのではなく、情報の取り回しで時間が溶ける人が増える。ここが、CBT化で最初に差が出やすいポイントです。 (独立行政法人情報処理推進機構)

また、CBT化の狙いとして、受験日時と会場を各自の都合で選べるようになり利便性が上がること、記述式や論述式を筆記ではなくキーボード入力で解答できるようになり負担軽減が見込まれることが示されています。これは「受験しやすさ」が上がる一方で、試験当日の入力ストレスや、タイピング速度・編集の癖が、得点に間接的な影響を与えうることも意味します。知っているのに書き切れない、構成は浮かぶのに入力が遅い、といった形で失点するのは避けたいところです🧠 (独立行政法人情報処理推進機構)

では、勉強法は変えるべきか。結論から言えば、「過去問を捨てる」必要はありません。問う範囲や形式が変わらない以上、過去問は引き続き最重要の教材です。変えるべきは、過去問の使い方です。答えを暗記して安心する学習から、論点を抽象化し、設問の型と解答プロセスを自分の中に移植する学習へ寄せる必要があります。過去問を解いたら丸付けして終わりではなく、なぜその問われ方になるのか、同じ論点が別のシチュエーションで出たらどこに引っかかるか、条件が1つ変わったら解法はどう変形するか、ここまで掘り下げる。これがCBT時代の「過去問の価値」を最大化します。 (独立行政法人情報処理推進機構)

そしてCBTでは、問題が非公開になる運用がより強く意識されやすい点にも触れておきます。すでにCBT系試験では、案内書の内容に同意したうえで申込みを行う運用があり、試験問題の取り扱いに関する注意は今後も重みを増す可能性があります。だからこそ、再現答案や出題丸写しの情報に依存する学び方は、安定しません。頼るべきものは、論点の理解と、典型パターンの抽象化です。 (株式会社CBT-Solutions)

午後対策は、知識よりも「読み取りの運用」を先に固めると強くなります。画面で読む前提なら、最初の数分で全体を雑に眺めて安心する癖は捨てた方がいい。必要なのは、設問が何を要求しているかを先に固定し、本文から条件を拾いに行く順番です。設問文の動詞に下線を引くように、画面でも「求められている出力」を先に頭に置く。次に、制約条件と前提条件を見落とさないように、本文のどこに根拠があるかを自分の中で位置付ける。スクロールで往復する回数が減るほど、時間は増えます。CBT化で有利になる人は、読解が速い人ではなく、迷いが少ない人です。 (独立行政法人情報処理推進機構)

記述や論述の入力については、タイピングが速いか遅いかよりも、途中で崩れない「型」を持っているかが重要です。要点を一文目に置き、次に根拠、最後に結論や効果を書く。設問が求める観点が複数なら、観点ごとに短い文を分け、読み手が採点しやすい日本語にする。ここで言う読み手は、あなたの事情を汲み取ってくれる人ではなく、採点基準に沿って判定する人です。文章が上手いかではなく、要求に過不足なく答えているか。だから練習は、名文を書く練習ではなく、要求に対して「必要十分」を返す練習になります。CBT化は、この型の重要性をさらに引き上げます。 (独立行政法人情報処理推進機構)

勉強計画の立て方も、少しだけ変えると安定します。知識のインプット期とアウトプット期を分けるより、最初から小さく解いて、解けなかった理由を分類して潰す方が伸びます。分類とは、知識不足なのか、読み落としなのか、設問の意図取り違えなのか、時間配分なのか、の切り分けです。この切り分けができると、努力が「足し算」ではなく「最短化」になります。CBTに向けて本当に効くのは、学習量の増加ではなく、失点要因の特定精度の向上です。 (独立行政法人情報処理推進機構)

また、CBT化のメリットとして受験機会の自由度が増すことが示されていますが、自由度が増えるほど「先延ばし」もしやすくなります。日程が柔軟になると、締切効果が薄れて学習が伸びない人が出ます。ここは意志ではなく仕組みで守るのが正解です。自分の中で「申込み日」と「模試日」と「最終調整週」を固定し、試験当日の体験を想定した練習を入れる。とくに午後は、紙で解いている限り、CBT特有の時間の溶け方が見えません。画面で読む練習を、必ず途中からでも混ぜてください🍵 (独立行政法人情報処理推進機構)

この動画では、CBT化の公式に示されている事実を土台にしながら、受験者が誤解しやすいポイントを丁寧にほどいていきます。過去問は捨てるのか、丸暗記は通用するのか、午後の読み方はどう変えるべきか、記述・論述の入力で事故らないために何を型として持つべきか。制度の変更に振り回されるのではなく、変更点を分解して、やるべきことを最小化し、合格に直結する行動に落とし込む。そのための整理を、実務目線でお届けします。 (独立行政法人情報処理推進機構)

見終わったあと、あなたの勉強が「不安を消すため」から「得点を積むため」に切り替わるはずです。感想や、あなたがいま一番不安に感じている点(午後の読み方、記述の型、過去問の回し方など)があれば、コメントで具体的に教えてください。動画が役に立ったら高評価、そしてチャンネル登録で次回の更新も受け取ってください。